友達いないー’sの日記

友達いない~’sのたまり場

スリーピースバンドですか?

NOと言える日本人になろう

 極左です。嘘です。米倉です。これも嘘です。みないです。

 

 

 春から大学生になる人生も頭もハッピーな人にもっとハッピーな頭の俺からアドバイスだ。

 

 大学生になって一人暮らしを始め、アルバイトを探している人もいるだろう。

マジで悪いことは言わねぇから個人経営の店は辞めておけ。

 

 個人経営の店は無駄に店構えがオシャレなことが多い(多分)。春、俺もそれに騙されて小さなレストランで働き始めた。

 

 最初はよかった。チェーン店の居酒屋で訳わかんねぇ言いがかり付けられながらゲロ掃除するよりもよっぽどオシャレでイケメンだと思っていたからだ。居酒屋でバイトした事ないけど。

 

 異変が訪れたのは冬だった。元々うちの店にはバイトが2人いたんだが、1人がやめた。どういうことか分かるだろうか?

 

 そう、バイトが俺1人になったことにより毎土日フルタイムで入り続ける休日ゼロ生活のスタートだ。もちろん平日は大学だ。自分の時間はだんだん減って行った。休みがないので自然と付き合いも悪くなってしまう。初めは遊びに誘ってくれた知人達も次第に俺抜きで遊ぶようになった。

 

 思えばこの時にオーナーに対して何か交渉をするべきだったのかもしれない。せめて給料が最低賃金じゃなければ。(余談だが、8時間を超えたとしても残業手当は出ず、労働時間はなんの説明もなく15分刻みに切り捨てられ、始業前10分間はタダ働きをしていた。)

 

 俺はNOと言えない日本人だった。文句一つ言わずに土日出勤を続け、本来バイトが入っていない日でも電話1本あれば断らずに買い物に来たばかりのアウトレットから速攻で帰り働いた。

 お客様の前では気合いで偽物の作り笑顔を貼り付けていたけど少しずつ私はダメになって行った。朝起きれない、夜眠れない、何もやる気が起きない、私服がダサい。このままでは良くないと思っていた。絶対にこのバイトを続けるべきじゃないと頭ではわかっていても行動に移せなかった。

 

 そんなある日、友達が死んだ。自殺だった。バイト先のパワハラだった。「あ、そっか、人って限界になると死ぬんだ」と思った。友達が亡くなった事の悲しさと同じくらいに、自分もそうなりかねないという事に気付かされ、怖かった。そこでやっとバイトを辞めるためにオーナーと話をした。

 

 

 

 

 とても怒られた。社会人としての常識がないと言われた。悪いのは全て店側ではなく俺のせいだと言われた。甘いと言われた。多分その瞬間に完全に頭のネジが飛んだ。

 

 個人経営の店はマジで辞められない。万年人手不足だからだ。俺の休暇なんて知ったこっちやないのである。個人経営の店は店長が1番偉いので好き放題できる。そして人も少ないので相談することも出来ない、超使い潰される。潰れてからも使われる。

 

 詳しいことは覚えていない。頭の中が真っ白になって手の震えが止まらなくなった。どうやって帰ったんだかは分からないけど東京から宮城県まで着の身着のままで帰り、1人で泣いていた。シャツの両袖は血で真っ赤になっていた。成人式用に買ったまだ新しいシャツなのに。

 

 それ以来バイトには行けていない。しかしどうやら親が話を付けてくれたらしい。20歳も超えたのに情けない限りである。でもひとりじゃどうしようもないので仕方がない。2ヶ月分の給料がロストする。いや取りに行きゃいいんだけど無理、店まで行く勇気がない。てか今どき手渡しって良くないよね、振り込めよ、クレジットカードの支払日に間に合わないから。

 

 早い段階で精神科に通い始めたので今は軽い薬でなんとか普通に生きている。(抗不安剤飲みながら生きてる時点て普通じゃないのかもしれない。)また新しくバイトを探さなくてはいけないがしばらくは無理そうだ。困ったね。

 

 悪いことは言わないから個人経営の店は辞めておけ。最悪死ぬぞ。バックれてもいくらでも代わりのいるチェーン店を選べ。友達と同じバイト先で働くのも良い。1人で抱え込むしか無くなるとまじでどうにもならなくなる。

 

 1年間を棒に降った俺との約束だ。大学生活で一番大事なのはどう考えたってバイトじゃない。端金を得るために貴重な4年間をドブに捨てるのは勿体なさすぎる。

 

 バイトなんかみんな辞めちまえ。もっとためになることがきっとある。例えばアイドルの追っかけとか。アイドルじゃないけど弘中綾香アナウンサーが、最近まじで可愛いよな。好き。

 

 バイト先はよく考えて選べよ。そんで無理なことはちゃんと断れ。NOと言える日本人になれ。

 

(割と最近のことなのでまだ上手くまとめられないところがあるけど何となく雰囲気だけでも掴んで。)